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究极之赏
吉川壺堂 作陶五十周年記念作品『納涼の猫』
吉川壺堂 作陶五十周年記念作品『納涼の猫』
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常滑焼の名工・吉川壺堂氏の作陶五十周年を記念して制作された至高の逸品です。モチーフとなったのは、天保年間(1830年代)に浮世絵の奇才・歌川国芳によって描かれた団扇絵『納涼の猫』(原寸 21.6 cm × 28.8 cm、東京国立博物館所蔵)。
【作品背景と美学的価値】
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歴史的風刺と江戸のユーモア:右側に描かれた鷹匠の黒い羽織に記された「かん」の文字は、第十三代将軍・徳川家定(病弱のため「癇性公方」と呼ばれた)への風刺とされています。国芳は市井の絵師として、幕府の専制を巧みなユーモアで批判し、江戸町人の庶民精神を表現しました。
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西洋技法との融合:西洋の銅版画から透視図法や遠近法を研究し、写実的な表現を取り入れた先進的なスタイルが特徴です。
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猫の百態と擬人化:こよなく猫を愛した国芳は、アトリエで数多くの猫を飼い、抱きかかえながら描いたと言われます。猫を擬人化し、しなやかで愛らしい姿の裏に現実社会や日常の情景を写し出しました。
長年培われた精巧な朱泥彫刻技術により、国芳特有のしなやかな猫の百態と江戸の情緒が茶器の上に鮮やかに再現されています。歴史的・美学的な深みと職人技が融合した、極めて高いコレクション価値を誇る名作です
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