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究极之赏
吉川壺堂 作陶五十周年記念作品『飛ぶ美人』
吉川壺堂 作陶五十周年記念作品『飛ぶ美人』
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常滑焼の名工・吉川壺堂氏の作陶五十周年を記念して制作された至高の逸品です。モチーフとなったのは、錦絵の祖・鈴木春信が明和二年(1765年)に手がけた絵暦の名作『清水の舞台から飛び降りる少女』(原寸 25.9 cm × 18.6 cm、パリ国立図書館所蔵)。
【作品背景と歴史的価値】
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諺の由来と観音信仰:決死の覚悟を表す「清水の舞台から飛び降りる」という名言の背景には、江戸時代の観音信仰や、歌舞伎『清玄桜姫物』で桜姫が傘を開いて舞台から飛び降りた斬新な演出への憧れがありました。
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恋の祈願と可憐な姿:画面に描かれた少女は、恋の成就を祈願して特製の傘を手に高台から舞い降りています。風に揺れる着物のラインは、春信特有の繊細で可憐な「美人画」の魅力を凝縮しています。
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絵暦に隠された仕掛け:本作は単なる美術画ではなく「絵暦」として制作されており、少女の着物に描かれた貝殻模様の中に「大二三五六八十」(明和二年の大の月)の文字がデザインとして巧妙に隠されています。
長年培われた精巧な朱泥彫刻技術により、春信特有の流麗な線描と少女の軽やかな浮遊感が茶器の上に鮮やかに再現されています。美術工芸品および歴史的コレクターズアイテムとして、極めて高い芸術的価値を誇る名作です。
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