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究极之赏
吉川壺堂 作陶五十周年記念作品『初桜のごとき若妻』
吉川壺堂 作陶五十周年記念作品『初桜のごとき若妻』
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常滑焼の名工・吉川壺堂氏の作陶五十周年を記念して制作された至高の逸品です。モチーフとなったのは、江戸時代の浮世絵師・鳥居清広によって1760年(宝暦十年)に描かれた紅摺絵(べにずりえ)の名作『初桜のごとき若妻』(原寸 42.5 cm × 30.2 cm、米国ハイランドパーク・マンコレクション所蔵)。
【作品背景と歴史的価値】
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江戸の「危ない絵」と宝暦文化:享保の改革による春画の禁止以降、肌を少し露出させたり、湯上がりの姿などを描くことでかすかな色気を表現する「危ない絵(あぶない絵)」が宝暦期(1751〜1763年)に大流行しました。鳥居清広はその第一人者として、繊細で生き生きとした女性の日常美を描きました。
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日常の情景と「初桜」の美:本作では湯上がりで爪を切る若妻と、外出から戻り足(足を洗う)少女の姿が描かれています。右上には「子持ちぬ内が女房の初桜」という句が添えられ、着物の崩れや柔らかな立ち姿が、初桜のように艶やかで可憐な江戸の情趣を漂わせています。
長年培われた精巧な朱泥彫刻技術により、清広特有のしなやかな線描と女性の柔らかな質感が茶器の上に鮮やかに再現されています。美術工芸品および歴史的コレクターズアイテムとして、極めて高い芸術的価値を誇る名作です。
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